「ひと」の位置認識を用いて
現場職員の働き方を考えました
株式会社竹中工務店 桜スタジアム長居球技場増作業所
グループリーダー:梶本 宗一郎 様
作業所担当 :大賀 可菜子 様
利用システム :「位置プラス探」「位置認識プラットフォーム」
グループリーダー 梶本宗一郎さん
(株式会社竹中工務店)
現場と事務所にいる時間が見える化され、働き方のPDCAを回せるようになりました。
スタジアムの新築という短工期が要求される工事のなかで、建設業界の課題である週休二日を達成していくためには、現場職員全員に毎日の働き方のPDCAサイクルを回してもらう必要があると考えました。この動機付けとして、当作業所では「位置プラス探」と「位置認識プラットフォーム」を利用して、現場職員の行動履歴(滞在場所と滞在時間)を見える化しました。工事では「現地、現物、現時」が原則になりますが、ずっと現場で指揮をとることが重要なのではなく、現場の時間と事務所で計画業務などをする時間のバランスが重要だと考えています。そこで、毎週のミーティングで各自の行動履歴の振り返りと翌週の計画を立ててもらうようにしました。若手職員に働き方を考えてもらう良い機会になったと思います。
データを見て計画業務に時間をかけられるようになり、良い循環で業務を進められていると実感しています。
位置プラスで見える化した現場職員の滞在場所と滞在時間のデータを使って、全現場職員の週次ミーティングを運営しています。私自身、はじめは「自分の場所が知られてしまうは嫌だな」と思いましたが、アプリを通じて自分の時間の使い方をしっかりと把握して、業務の仕方を振り返り、改善につなげられているので、今ではアプリの良さをよく感じています。他の現場職員を見ていても、位置プラスを使用する前と比べると、日中現場に出っぱなしということは少なくなっていて、工事事務所に戻り、デスクワークに充てられる時間が増えています。当初は日中全く自席にいなかったのに、今では2時間は席にいる人もいるくらいです。先回りして、工事の計画を立てる意識づけにもなり、良い循環が生まれていることを実感しています。
週次ミーティングの様子、右が大賀可菜子さん。
(株式会社竹中工務店)
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